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2010 / 03
03
[水]
昨日のとあるミーティングで一つ共感を頂いたと勝手に理解していることは「中国にサーバを置いた方が安くなるとの期待は誤解である」ということ。実はクララオンラインの海外事業にお問い合わせを頂くうち、最近はかなりの割合が中国の案件になってきています。しかしその中に、いわゆるシステム開発のオフショア的なイメージをお持ちのお客さまの中で、日本のサーバ(ここでは主にインターネットに接続しているサーバ、という意味でWebサーバとか)を中国に移すと単純にコストが安くなるのではないかという印象をお持ちのケースがあります。はい、これ、誤解です。日本より中国の方がサーバコスト・回線コストが安くなる期待がありますが、同じ「サービス品質」でご提供するならば、運用コストなどを含めると同等スペックでは中国の方が高くなります。それでも中国の方が安くなっているならば、何か削られているところが無いか見積書や提案書をよく見直してみて下さい。同じ回線帯域、同じサーバスペックという目に見える面だけでなく、サービス体制やサービス品質、場合によってはSLA の抵触基準などを全部あわせると、我々の経験ではほぼ全てのケースで中国に置く方が高くなります。答えは簡単です。日本のサービス品質を中国に持って行っている分、コストが上積みされてしまうのです。また日本の場合には量があることによってコストが押し下げられている側面もあります。ちなみに、日本と中国を比較して同等ということはこれまた絶対に有り得ません。日本は我々の業種の周辺に大きな規制はありませんが、中国の場合にはFirewall一つ持ち込むにも、SSLアクセラレータ付きのロードバランサーを一つ持ち込むにも、そもそも我々が普段使っているアメリカ製の製品を持ち込んで使うにも、ちょっとした厄介なことがあります。場合によっては使えません。規制がだんだんむしろ厳しくなってきています。様々な業種の中では既に日本品質を中国に持っていって10年、20年と時間が経過し、次第にローカル化しているものもあると聞きます。しかし残念ながらインターネットサービス基盤の周辺についてはこれはまだ時間がかかることです。日本で経験した人間が現地に行き、そこでサービス体制を作る必要がある段階です。どうか、日本と中国のホスティングを比較して、「とりえず中国の方が安くなるのではないか」という誤解は早めにぜひ解いていただけるよう…。
株式会社 クララオンライン
代表取締役社長
家本 賢太郎
クララオンラインは、「アジアNo.1のホスティングカンパニー」を目指し、東京と名古屋、台北、シンガポールを拠点としてサービスを提供しているサーバホスティング会社です。
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